Sapporo USA社がStone Brewingを買収!!
2022年6月24日驚きのニュースが発表されました。
「Sapporo USA社がサンディエゴのブルワリーStone Brewing社を買収」
世界中のクラフトビールファンにとっては衝撃的なニュースでした…!今回はこのニュースについて、まとめていきます。
Stone Brewingとは
クラフトビールファンに知らない人はいないほどの超有名ブルワリーです。しっかりとした苦みが楽しめるロックなビールが世界中から愛されています。Brewers Associationによると、Stoneはアメリカの中で9番目に大きなクラフトビールの製造会社だったということなので、名実ともにアメリカを代表するクラフトビールブルワリーの一つだったといえそうです。
中でもStone IPAはアメリカにおけるIPAの草分け的な存在であり、アメリカのクラフトビール市場にとってかなり大きな存在なのです。
ニュースの概要
Sapporo USA社がStone Brewingの全株式を1億6800万ドル、日本円で約220億円で取得すると発表しました。時期は2022年8月の予定とのこと。
今後SapporoはStoneブランドのビールの販売と、Stoneの醸造所2か所でのサッポロビールの製造により、米国内での事業拡大を狙うとのこと。
アメリカにおいてアジアビールブランド最大規模であるSapporoの強固な基盤と、Stoneの知名度や先進的なクラフトビールの銘柄を掛け合わせることでアメリカ国内での事業成長につなげたいとしています。
クラフトビールファンの反応
えー!びっくり!まじか…!といった驚きの声が多数を占めていました。皆さん突然のことに衝撃を隠せませんでしたね。よく見てみると賛否両論ありそうです。
サッポロがストーンを買ったとのことですが、日常的に買えるようになったりするのなら、正座して待ちます。
— q (@inos_inos_) June 24, 2022
Sapporo to buy U.S. craft beer maker Stone Brewing for $168m https://t.co/7r76t9jvo6
STONEをSAPPOROが買収は、かなり衝撃。今、アメリカでラガービールがすごい人気だからストーンの工場でサッポロの技術使ったアメリカ向けのライトラガー量産するんだろうな、きっと。
— 横浜ベイブルーイング 鈴木真也 (@shinyabeer) June 24, 2022
サッポロUSAはストーンブリューイングをMNAした!ショック。https://t.co/ggGFOf98UL
— ダニエル🍺【ゆっくりビール勉強中】 (@beerjuku) June 24, 2022
クラフトビールと呼べるのか問題
わりとここが大事なポイント。クラフトビール先進国ともいえるアメリカにおいて、クラフトビールの定義は次のようになっています。(Brewers Associationより、2022年)
今回の買収により、Stoneのブランドがなくなるわけではないですが、上記のSmallやIndependentではなくなってしまうのです。
カリフォルニア州、特にサンディエゴはクラフトビールの聖地とも呼ばれる地域ですが、そこを代表するブルワリーのビールがもうクラフトビールとは呼べなくなってしまうということになります。この点でかなりショックの声が大きかったように思います。
まとめ
確かに厳密にいえばStoneのビールはもうクラフトビールとは呼べなくなってしまいますし、それは悲しいことです。ただ、私はStoneのビールの味やコンセプトが変わらなければそれでいいと、一消費者として思います。日本でも飲みやすくなるなら最高ですが、どうなるのでしょう。
今後どうなるのか、引き続き見ていきたい所存です。
それにしてもクラフトビールって何なんだろうな。。
これは本当にいつまでも難しい問題です。
以上、一消費者のまとめでした。